カダイ・カダイ・カダイ

昨シーズン父から経営を受け継いだ。

父の代までは主に冬・春ねぎがメインでした。

自分の代に変わり、少しでも収入の無い月を減らそうと思い、秋冬・春・夏とねぎを出荷出来る様に計画をしました。
まあ、夏ねぎは本当に少しですけどね、、、

春はもう坊主の出る季節なのでのんびり収穫をすることが出来ません。
夏もたくさん作るには大変なので、秋の収穫を早めるのが1番いいと思い、なるべく10月下旬には出荷開始出来るように計画をしています。

10月頃収穫を目指すと4月上旬〜遅くても中旬くらいには定植したいところです。でも今年に限っては4月は結構雨だったので遅れに遅れ4月25日でした。
昨年より10日遅れです。
たった10日かもしれませんが、これがかなり変わるんです。
早く収穫をしようと思うと、この10日は10日以上の生育差になります。

そのことをしっかり肝に銘じているのに、1週逃しただけで雨続きになり、結果定植が遅れることになりました。

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ここで課題①
・天気予報を過信せず、早いに越したことない作業計画を立てる

数個の天気予報アプリを活用しています。
信用し過ぎないことわかっていても、いつもあと祭りになってしまう。
なので早め早めの作業が大切だと考えています。

早く定植すると早く大きくなります。これ当たり前です!
8月頃までには結構大きくなります。
ここでまた重要な局面になります。

暑さと雨です。

大きくなったねぎには過酷な季節です。
雨に痛めつけられ、暑さにやられ、ねぎは病気になり易くなります。
この病気というのが「軟腐病」というねぎを腐らせる細菌による病気です。
ねぎの弱った部分から侵入し内側からねぎを腐らせます。

まるで北斗神拳です。

やられるまでねぎも生産者も気がつきません。
わかった時にはもう「ヒデブっ」

こうなるともう簡単には止まりません。
マジで厄介で怖いんです。

こうならない為に色々と対策をしていますが、これで大丈夫というものがありません。特効薬もないんです。
毎年更新される経験によるトライ&エラーしかありません。
昨年はこうして良くなかったから、今年はこうしてみようといった感じです。

今年のエラー
・7月に入っての追肥(ぼかし肥料)
ぼかしだから大丈夫という過大評価(絶対はないということ)

ここで課題②
・夏近いところでの窒素分追肥はしない(ぼかし肥料でも)

軟腐にとって窒素分は禁物で、でもぼかし肥料だと作物にゆっくり効くので平気だと思っていました。
特に使っていた肥料はぼかしの中でもさらにゆっくりの効くモノだと過大評価し過ぎていました。

このことが今年の軟腐の原因として大きな要因かなと感じています。

それともう1つ、

今年は昨年の経験から6月頃から軟腐の対策をし始めて、七夕の頃にはやりたい対策は完了していました。

この慢心が良くなかった。

7月の中旬以降雨多めになり、途中豪雨もありだったけどねぎは全然大丈夫でした。
「対策もバッチリしてあるし、今すぐ防除は必要ない」と思っていました。
畑をまわりねぎを見てもその時は元気なもんでした。

ここで課題③
・豪雨の後はできるだけ早い防除対策、慢心はしない!

1回目の豪雨は問題なかったけど、2回目の豪雨の後から軟腐が出始めましいた。
たらればになるけど、1回目の後に防除していればと後悔しています。

8月15日現在、被害は昨年よりはマシですがあと半月程度持ち堪えてくることを祈っています。

来年はまた今年の経験を基に対策を講じて行きます。

とりあえず来年の課題は3つ。
少し長文になったけど、これは来年の自分へのメッセージです。

これを読み返すことで少しでも次のねぎに活かして行きたいです。

よろしくメカドッグ、わんわん

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