深谷蜜ねぎとは
寒さの中で育つことで、自らを守るように“蜜”をまとう――それが深谷蜜ねぎ。
この地域でしか味わえない、冬だけのごちそうです。

厳しい環境が、甘さを生む
深谷の中でも北部に位置する新戒(しんがい)地域は、冬になると「赤城おろし」と呼ばれる冷たく乾いた風が吹きつけます。
この風と、朝晩の厳しい冷え込み、そして粘土質の硬く締まった土壌。
これらの環境が、ねぎを厳しく鍛え上げます。
新戒ねぎは、深谷蜜ねぎの中でも特に甘さと蜜のあふれ具合が際立つ逸品。
「新戒ねぎじゃないとダメ」と言ってくださるお客様も多く、リピーター続出の逸品です。

自らを守るために、糖を蓄える
ねぎは、凍結を防ぐために体内に糖分をためこみます。
その糖分が、やがて葉の内部から“蜜”としてにじみ出てくる――
この現象が「蜜ねぎ」の名の由来です。

とろけるような甘み
火を入れると、蜜ねぎは驚くほど柔らかく、とろけるような食感になります。
シンプルに焼くだけでも甘さが際立ち、ネギの概念が変わると言われるほどです。

健康を支える、ねぎのちから
深谷蜜ねぎは、味の良さだけではなく、健康にも嬉しい成分をたっぷり含んでいます:
- アリシン: 血行促進、疲労回復、抗菌作用が期待される硫化アリルの一種。
- ビタミンC: 抗酸化作用で免疫力アップ、風邪予防にも。
- 食物繊維: 整腸作用があり、便通改善に貢献。
- フルクタン: 腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える働き。
深谷の冬が生んだ、ごほうびの味
深谷蜜ねぎは、特別な品種ではありません。
自然環境と手間ひまが生み出す、“奇跡の味”です。
赤城おろし、霜、土――
すべての条件が揃ったときだけ、ねぎは蜜をまとう。
新戒という特別な土地が、その味を引き出しているのです。
深谷蜜ねぎは、冬の寒さと粘土質の土壌、赤城おろしという自然条件によって育まれる、甘くてとろけるような味わいが特長のねぎです。
和合堂ではこの深谷蜜ねぎの“本物の味”を守り、届けるために、土作りから収穫まで一貫した栽培管理を徹底しています。